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SNS・ロマンス投資詐欺の資金はどこへ?オンチェーンで追う

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SNSを入口にした「ロマンス詐欺」と「投資詐欺」を組み合わせた手口、いわゆる「ピッグ・ブッチャリング(豚の屠殺)」詐欺において、被害資金がどのような経路をたどるのか、オンチェーン分析の観点から整理する。

資金移動の典型的なパターン

被害者が送金した暗号資産は、まず詐欺グループが管理するとみられる複数の中間ウォレットへ分散される傾向が確認されている。その後、DEX(分散型取引所)やクロスチェーンブリッジを経由してトークンを変換し、追跡を困難にする手法が取られることが多い。最終的にはミキサーサービスや、規制が相対的に緩いとみられる海外取引所へ流入する可能性がある。

海外取引所が「出口」になりやすい理由

国内の金融庁登録済み取引所はAML(マネーロンダリング対策)・KYC(本人確認)が厳格に義務付けられており、不審な送金に対する報告義務も課されている。一方、規制整備が進んでいない国・地域の取引所では、こうした水際対策が機能しにくい場合があるとみられる。詐欺グループがあえて海外の無登録または規制の緩い取引所を「出口」として利用する動機はここにあると考えられる。

被害者が取れる初動対応

送金後にできるだけ早くTxID(トランザクションハッシュ)を記録し、送金先アドレスとともに保全しておくことが重要だ。この情報は、警察への被害届や取引所への凍結申請において根拠資料となりうる。ただし、資金の回復が保証されるわけではなく、追跡はあくまで捜査機関・専門機関による対応の補助となる点は理解しておく必要がある。

ChainTrackの視点

ブロックチェーンの透明性は「諸刃の剣」だ。資金の流れは原理上だれでも確認できる一方、スピーディーな資産変換・分散によって実質的な追跡難易度は高まる。被害の最小化には、送金前の「取引所登録の有無確認」と「SNSで知り合った相手への入金を疑う習慣」が最大の防衛線となりうる。

参考: Diamond


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