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SNS投資詐欺で900万円被害―オンチェーンから見る資金の行方

被害事例

札幌市在住の40代男性がSNSを通じた投資勧誘により、暗号資産(仮想通貨)約900万円相当をだまし取られたと届け出た事案が報じられた。警察はSNS型投資詐欺事件とみて捜査を進めているとされる。

SNS型投資詐欺の典型的な手口

このタイプの詐欺では、まずSNS上で面識のない人物からメッセージが届き、会話を重ねながら信頼関係を構築するケースが多い。その後「高利回りの投資案件がある」「私も実際に利益を得ている」などと誘導し、偽の取引プラットフォームへ入金させるパターンが典型的とみられる。ロマンス詐欺的な手法と組み合わせた事例も多く報告されており、被害者が詐欺と気づきにくい構造になっている可能性がある。

暗号資産が狙われる理由

暗号資産は一度送金すると取り消しが極めて困難であり、国境を越えた資金移動も容易なことから、詐欺グループに悪用されやすい特性がある。また、被害者自身が取引所から出金して送付するため、取引所側が介入できるタイミングが限られる点も課題だ。

オンチェーン調査の視点

被害資金がブロックチェーン上に記録されている場合、送金先アドレスやトランザクションIDをもとにチェーン上の資金フローを追跡できる可能性がある。複数の被害者から集められた資金が同一ウォレットに集約されているケースも確認されており、こうした分析は捜査機関への情報提供や被害実態の把握に役立つことがある。ただし、資金の追跡は回復・返金を保証するものではなく、あくまで状況把握の一手段にとどまる点は留意が必要だ。

被害を防ぐために

SNSで突然投資を勧められた場合、相手の素性や運営元の実態を慎重に確認することが重要だ。金融庁の登録有無の確認や、消費生活センター・警察への早期相談も有効な対策とみられる。被害に遭った場合は、送金先アドレスや通信履歴などの記録を保全したうえで速やかに届け出ることが望ましい。

参考: Hokkaido Digital


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