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中国系組織が暗号資産詐欺に関与か―SNS・ロマンス詐欺との連鎖を読む

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日本経済新聞が2025年6月22日に報じた内容によると、合成麻薬フェンタニルの不正輸出に関与しているとみられる中国系組織が、日本国内の拠点を通じて暗号資産詐欺にも関わっていた疑いがあるとされています。ChainTrackではこの報道を踏まえ、オンチェーン調査の観点から背景を整理します。

麻薬組織と暗号資産詐欺はなぜ結びつくのか

国際的な犯罪組織が暗号資産詐欺に参入するケースは、近年アジア各地で確認されています。その背景には、暗号資産が国境をまたいだ資金移動を比較的容易に行えるという特性があるとみられます。詐欺で得た資金を複数のウォレットやDEX(分散型取引所)を経由させることで、資金の出所を難読化しようとする手口が多数報告されており、今回の疑惑もそうした構造の一部である可能性が指摘されています。

SNS・ロマンス詐欺との接点

犯罪組織が関与するとみられる暗号資産詐欺の多くは、SNSやマッチングアプリを入り口とした「ロマンス詐欺(Pig Butchering)」の形態をとるケースが目立ちます。被害者は長期間にわたり信頼関係を築かれた後、架空の投資プラットフォームへの入金を促されます。こうしたプラットフォームは見た目が精巧で、公式サイトを模倣したものも多く、一般の方には見分けが困難な場合があります。

オンチェーンでみえてくること

ブロックチェーン上では、詐欺に使われたとみられるウォレットアドレスへの資金フローを追跡できることがあります。複数の被害者から集められた資金が特定のアドレスに集約され、その後TRONチェーンのUSDTなどステーブルコインに換えられてから海外取引所へ送付されるパターンは、複数の調査機関が報告しています。ただし、追跡結果は推定の域を出ない場合もあり、断定的な解釈には注意が必要です。

被害を防ぐために今できること

SNSで突然コンタクトしてきた人物から投資や暗号資産の話題が出た場合は、冷静に立ち止まることが重要です。送金前に取引所・プラットフォームの実在性を確認し、不審に感じたら警察庁の「サイバー犯罪相談窓口」や消費者庁に相談することをお勧めします。資金を送金した後の回収は非常に困難であることを念頭に置いてください。

参考: Yahoo!ニュース


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