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SNS投資詐欺で900万円被害──ロマンス型の手口と資金追跡の現実

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2025年6月、札幌市在住の40代男性がSNSを通じた投資勧誘により、仮想通貨換算で約900万円相当の資産を失ったとみられる事案が報じられた。北海道内でもこうした被害が相次いでいる現状は、オンチェーン調査の観点からも注目すべき事例といえる。

典型的な「SNS型ロマンス投資詐欺」の流れ

このような案件では、まずSNS上で接触してきた人物が親密な関係を築き(ロマンス詐欺的アプローチ)、その後「高利回りの仮想通貨投資案件がある」として誘導するパターンが多くみられる。被害者は専用の偽投資プラットフォームや指定ウォレットアドレスへ送金を求められ、画面上では「利益が出ている」ように見せかけられる。出金しようとすると追加入金を求められるか、そのまま連絡が途絶えるケースが報告されている。

オンチェーン追跡で何がわかるか

仮想通貨送金の場合、TxID(トランザクションID)が残るため、資金がどのアドレスへ移動したかをブロックチェーン上で確認できる可能性がある。ただし、詐欺グループはミキサーやDEX、複数のチェーン間ブリッジを活用して資金を難読化するとみられており、追跡が困難になるケースも少なくない。送金先が国内外の取引所に到達している場合、取引所への情報開示請求が一つの選択肢となりうるが、法的手続きが必要となる点に留意が必要だ。

被害に気づいたらまず記録を保全する

被害に遭った可能性がある場合、まず①送金したTxIDのスクリーンショット保存、②SNSでのやり取りのログ保存、③送金先ウォレットアドレスの記録、を行うことが重要とされる。その上で、警察への被害届の提出と、金融庁・消費者庁の相談窓口への連絡が推奨される。資金の回収については、状況によって可否が大きく異なるため、断定的な見通しを持つことは避けるべきだ。

SNSを起点とした投資勧誘には、著名人の偽アカウントや実在企業を装うケースも増加傾向にある。見知らぬ相手から「高利回り投資」を提案された際は、まず公式情報を複数経路で確認する習慣が自衛の第一歩となる。

参考: 47NEWS


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