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SNSの豪華投稿から始まるロマンス投資詐欺の手口と注意点

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2025年、鹿児島県警は県内の40代女性がSNSを起点とした投資詐欺により約1500万円相当の暗号資産をだまし取られたと発表した。同時期に50代男性も現金約1200万円の被害を受けたとみられており、同一手口による複数被害の可能性がある。

「豪華な生活ぶり」投稿が入口になる手口

今回の事案でとりわけ注目されるのが、インスタグラム上の「リッチな日常」を演出した投稿が接点になったとみられる点だ。高級車・海外旅行・潤沢な資産運用実績などを印象づける画像は、AIや他人の写真を流用することで容易に作成できる。こうした「成功者像」への憧れや親近感を巧みに利用し、まず信頼関係を醸成してから投資話を持ちかけるのが、いわゆる「ロマンス投資詐欺(Pig Butchering)」の典型的な構造だ。

暗号資産が狙われる理由

被害が現金でなく暗号資産で要求された点も見逃せない。暗号資産は送金が即時かつ国境をまたぐため、資金を受け取った側が複数ウォレットを経由して追跡を困難にする「レイヤリング」操作を短時間で行える。オンチェーン上では送金記録自体は公開されているものの、複数のミキサーやDEXを通過すると資金の帰着先を特定するには高度な解析が必要になる。被害が発覚した段階では、すでに資金が複数チェーンに分散している可能性がある。

被害に遭ったと気づいたら

まず送金したウォレットアドレスとトランザクションID(TxID)を記録・保全することが重要だ。次に最寄りの警察署または都道府県警察のサイバー犯罪相談窓口へ速やかに届け出てほしい。送金先が国内取引所であれば、TxIDを証拠に取引所のコンプライアンス部門へ凍結依頼を行うことも選択肢のひとつとされている。ただし、資金の回収が保証されるわけではなく、迅速な対応が状況改善の可能性を高めるに過ぎない点は理解しておく必要がある。

ChainTrackとしては、SNS上で「投資実績」を誇示するアカウントからの接触は、それだけでリスクシグナルとして捉えることを推奨する。豪華な演出ほど、詐欺的スキームの「外装」として機能しやすいためだ。

参考: 373news


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