2025年、BTC・ETH・SOL・TRX・POL・XRPなど主要6チェーンのウォレットに影響するとみられる脆弱性が報告されました。研究者らによると、特定の実装において乱数生成の不備からリカバリーフレーズ(シードフレーズ)が統計的に推測しやすくなる可能性があるとのことです。
脆弱性の概要と推測される仕組み
ウォレットのシードフレーズは、通常12〜24語のランダムな単語列で生成されます。しかし、乱数生成器(RNG)の実装が不適切な場合、生成される値のエントロピー(ランダム性)が著しく低下し、第三者による推測・総当たり攻撃が現実的な範囲に入る可能性があります。今回の報告では複数チェーン対応のマルチウォレット実装に同様の問題が潜在している可能性が示唆されており、影響範囲は広いとみられます。ただし、どのウォレットソフトウェアが具体的に該当するかは現時点で公式な確定情報が限られており、引き続き調査が続いているとみられます。
SNS・ロマンス詐欺との連鎖リスク
ChainTrackが注目するのは、この種の脆弱性が「SNSを起点としたロマンス詐欺・送金誘導詐欺」と組み合わさった場合のリスクです。被害者がSNS上の信頼関係を通じて特定のウォレットアプリを勧められるケースが確認されており、脆弱なウォレットを意図的に使わせることで、送金後に攻撃者側がシードを逆算してアクセスするという手口が疑われる事例も報告されています。正規に見えるアプリでも、配布元や実装の安全性は独立して確認する必要があります。
今すぐ確認すべき3つのポイント
①使用中のウォレットが公式・オープンソースで監査済みかを確認する。②SNSやメッセージアプリ経由で紹介されたウォレットは使用を避ける。③既存のシードフレーズで生成されたウォレットは、信頼性の高いウォレットへの資産移動を検討する価値があります(ただし移動前に移行先の安全性確認を優先してください)。資金の回復を保証するものではありませんが、早期対応が被害拡大を抑える可能性があります。
参考: Bit Times
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